大宅壮一文庫

大宅壮一文庫は、世田谷区八幡山にある、大衆雑誌専門の特殊な図書館。自転車で行ける距離にあることが分かったので、試しに行ってみた。

入館料が500円かかる。利用方法はまず1階の端末や目録で見たい雑誌を探して、2階のカウンターでリストを渡して少し待っていると名前を呼ばれて、雑誌を渡される。500円で閲覧できるのは10冊まで。それを超えると10冊につき300円かかる。閲覧時はメモなどは自由に取れるが、撮影はだめ(別途申し込めば条件付きで可能)。閲覧してコピーしたい記事がある場合は、1枚100円でとってくれる。コピー1枚100円というのはえらい値段だが、目録の整備にすごいコストがかかっているであろうことを思うと、納得できるものではある。

土曜日だからか館内は意外なほどに人がいたが、どういう人が利用しているのか、見ていてもよく分からない。一人だけ、テレビの製作会社の人がいたのは分かった(携帯電話でそう名乗っていた)。そういう人のネタさがしの場になっているのかも知れない。私はといえば、べつやくれい先生のご幼少のみぎりの写真をみつけて*1ハァハァしたりしていたのだが。ちなみに、鉄道雑誌とかはないようだ。

*1:婦人公論」1976年6月号巻頭白黒グラビアに、楠侑子撮影の家族写真が載っている。