万世橋駅遺構公開

というわけで、朝9時半の開館前から並んで予約した11時の見学会。1号機関車前に集合して、係の人の先導で特別展示室の奥の扉の先へ。
交通博物館(当時は鉄道博物館)ができた後の万世橋駅というのはごくごく小さな施設しか持っていなかったわけで、その跡といっても見るべきものは実はほとんどない。一つはこの写真の高架下空間。もう一つはホームへの階段。
この空間で交通博物館の歴史についてのビデオを見せられて、数分間の撮影タイムがあって、階段を上がって、また写真を撮る時間があって、おしまい、という行程だった。
写真の右側のトンネル状の構造は、そういえば博物館の奥のほうの部屋でも(化粧版で覆われてはいるが)同じものが見られる。それにしても、あのホームに上がれる(階段から出られないが)というのはすばらしい経験だった。

その後、展示物をゆっくり見て回った。特別展は交通博物館所蔵の車両模型の展示だが、その中で、EF58の模型のうち1つは当初旧型デッキつきの車体で作って、後に流線型車体に載せ換えたという、現物そっくりの経歴を持つものだそうだ。あと、交通博物館に「屋上」があって出られることを今回初めて知った。

遺構見学は満足したけど、博物館自体はあと一回ぐらいは行くつもりでいる。