「みなとみらい線」誕生物語

『ヨ・コ・ハ・マ「みなとみらい線」誕生物語 計画から開通までのドラマ』isbn:4876453438(アマゾンは在庫切れ。bk1では取り寄せ対象

いや、あまりこういう本を買う趣味はないんだけど。実は会社で捨てられてたのを保護したのだ。

なんでこんなものがといえば、出版元の新聞社から広報部へのルートか、建設工事関係のルートか、横浜の営業所がMM21にあるからその関係か。いずれにせよ捨てられてたわけで、大したしがらみはないんだろう。

著者は横浜市の元助役で、横浜高速鉄道の副社長を務めたこともある人。なので、基本的には内容は(よく読んでないけど)役人のレポートらしく、網羅的で資料としては使えそうだけど面白みにはまったく欠ける本になっている。

知らなかったのだが、MM21線は当初は国鉄・JRとの相互乗り入れを想定していたらしい。東神奈川−横浜間から分岐することになっていたようなので横浜線と直通ということだろうか。それが東横線直通に変わった経緯はあまり深くは触れられていないが、ともかくそのあたりから、桜木町駅廃止問題、駅名問題など押さえるべきところは押さえた記述になっているように思う。みなとみらい線マニアなら1冊は持っておいて損はない。そんなマニアがいるならだが。