西ノ宮駅が西宮駅に改称

来年春、さくら夙川駅(仮称:JR夙川駅)開業と同時に改称。

全国からの来訪者などに対してできるだけ分かりやすい案内を行うため、「さくら夙川駅」の開業を契機に、駅名を改称することとしたものです。(西宮市からのご要望を受けたもの)

とのことだが、「ノ」がなくなったら分かりやすくなるのだろうか。「ノ」がついているのは地元の人以外にも読みが分かりやすくていいと思うのだが。もちろん市名と駅名が微妙に違うというのは市民にとって居心地の悪いものではあろうから、改称を望むのは自然だったのだろうとは思う。
ちなみに、「三ノ宮」とか「四ツ谷」とか「市ヶ谷」とかの古い駅名に地名との微妙な違いが多いのは、地名表記が未確定の時代に、遠方の駅員にも読めるようなより分かりやすい表記を求めた鉄道側と、後に地名表記を確定させる際により簡単なほうを選んだ地元側との相違というのが原因としては多いのではないかと思う。
追記。朝日新聞*1いわく

西宮市によると、1874(明治7)年の大阪―神戸間開業時に旧国鉄が「東京の人が読めないから」と、同時に開業した三ノ宮駅とともに「ノ」を入れたという説がある。

まあ似たようなもんだが、いずれにせよ想像にすぎない。