再々完乗

廃止間際の急行かすがと、先月開業したばかりのポートライナー延伸区間に乗ってきた。これで完乗タイトルは1ヶ月ぶりの奪還。
昨夜のニュードリーム名古屋1号で名古屋入りして、以下、名古屋→奈良→天王寺→西九条→尼崎→三宮→神戸空港というルートをとった。ちなみにJR区間は上記それぞれの区間で分けて乗車券を買っている(奈良から先はICOCA使用)。それが安いので。
かすがは自由席だったのだが、全区間で立ち客がでるほどの混雑だった。私は夜行バスで着いたので時間は腐るほどあったのだが、寒いので発車30分前まで待合室に入っていて、出てみたらホームの幅いっぱいぐらいの列ができていた。慌てて並んで座席は確保できたが、窓際は取れず。窓側の鉄ヲタさんはビデオカメラを窓に垂直に置いて、名古屋から奈良まで全区間の車窓を録画していた。なんだか長期間の乗り鉄旅行の途中らしく、小さなビデオテープ(なんていうタイプだか知らないが)を数十本持ち歩いているようだった。よくやるよとは思うが、気持ちは分かる。
ポートライナーは新型車が来ないかと楽しみだったのだが、旧型車だった。快速ができたという話も聞いていたのでこれも興味があったのだが、何のことはない、三宮寄りの2駅を通過するだけのようだった。
神戸空港は見学客があふれていた。セントレア羽田空港と違って大して面白い店があるわけでもないので人は自然と展望デッキに流れ、デッキから下りる階段は長蛇の列になっていた。展望デッキも別にそんなに面白いわけではない。発着回数も少ないし。
神戸空港から乗ったスカイマークの羽田行き。こちらは窓際席を確保できたのでずっと地上を見ていた。空港を西方向へ、明石大橋に向かって飛び立つのだが、そのまま加古川(上空から見ると、神戸製鋼加古川製鉄所が全体に赤く、一際目立っていた)まで飛んでようやく右に旋回するという、かなり遠回りのコースを飛んでいた。たしか伊丹や関空の離着陸コースと干渉しないようにこんなコースしか取れないということだったと思う。3つの空港、近い近いといわれているが、伊丹の北側を飛んでいるときには実際、3つの空港が全部一目で眺められるほどの近さだった。やっぱりこんなにいらない。