「第一最上川橋梁」はどこにある

今回事故がおきたのは「第二最上川橋梁」の近く。「第二」があるからには「第一」もあるはず。でも羽越線って最上川を二度も渡らないよな、と思って調べたらすぐわかった。第一は陸羽西線にあるんだそうだ。

橋梁の名前には川の名前をつけることが多いが、別々の路線で同じ川に橋を架ける場合も、普通、それは路線名で区別するので、橋の名前を区別することはない。例えば荒川には東北線の橋も常磐線の橋も総武線の橋も川越線の橋もあるが、どれも「荒川橋梁」という、はずだ。詳しくは調べていないが。
一つの路線が同じ川を二度渡る場合は、路線名で区別できないので、名前で区別することになる。例えば東海道線大阪駅の前後で淀川を渡るが、これは「上淀川橋梁」「下淀川橋梁」という名前になっている。
で、なぜ羽越線陸羽西線最上川橋梁は別々の路線なのに「第一」「第二」と区別されているかといえば、上のサイトに書いてあるとおり、元は同じ路線だったから。羽越線よりも陸羽西線のほうが歴史があり、元は新庄から酒田までが酒田線という一つの路線だったため、二つの最上川橋梁は番号で区別されなければならなかったわけだ。なるほど。