地球4個分

山手線のラッピングトレインに「暖房の温度を1度下げると、2リットルのペットボトル地球4個分の原油が節約できます」というような広告がでているものがあった。実際は「4個」じゃなくて「4.63個」とかそんな感じに小数点以下2位まで書いてあったと思う。

地球4個分の原油かぁ、と受け流すところだった。地球から沸いてくるものが地球4個分ってそれはありえない。
どういうことかとかなり考えたが、つまり、節約した原油でペットボトルを作ったら、2リットルのペットボトルが例えば1000億個できて、それを並べると体積(中の空気も含めて)は地球4個分になるということなのだろう。それぐらいしか考えられない。

広告主は経済産業省資源エネルギー庁ということのようだ。下のリンク先(からのリンク先)に、山手線にアドトレイン運行(2月2日〜14日)という予定も載っている。

しかし分かりにくいよな。まずもって、「暖房の温度を下げる→石油の節約になる」という呼びかけ自体が最近ではピンと来ないというのもあると思う。今流行の「環境保護」ではなく、「省エネ」が目的だからこそ、ペットボトルなんて環境破壊の象徴みたいなものを例示に使って平気なんだろうなあ。やっぱり縦割り行政の弊害が…なんていう話につなげる気はないけども。