インクライン

宮ヶ瀬ダムには「インクライン」がある。ダムの上から下まで、ダムの横腹を見ながら移動できる。片道300円(他に堤体内を垂直に上り下りするエレベーターもあって、そちらは無料)。
インクライン(傾斜鉄道)といえば、京都の蹴上にある、琵琶湖疎水の発電用の落差を乗り越えるために台車に船を載せて上り下りさせたという大掛かりなものを私は思い出すのだが、宮ヶ瀬のは全然違う。こちらは要するに旅客用のケーブルカーだ(旅客だけでなく点検用などにも使うのだろうが)。軌道がレールではなくて鋼板?なのと、全線が複線なのが一般的なケーブルカーとは違うところだが、その程度の違い。なんで鋼索鉄道じゃないのか、これが鋼索鉄道じゃないなら青函トンネル記念館鞍馬寺鋼索鉄道じゃないことにしていいんじゃないの、というぐらいのもの。
オフィシャルな鉄道の乗りつぶしが終わった後は、こういうのに手を出している人も多いようだが……、情報も少ないし大変だろうな。でもちょっと興味あるぞ。