ドラゴン号

急いで東京に帰ってきたのは、今夜が東京湾大華火祭だから。といっても花火へ行くわけではなくて、花火大会の臨時列車に乗るだけなのだが。

今日乗ったのは「ドラゴン号」という名前の列車。時刻表などはここ。名前はおどろおどろしいが、見た目はただの千代田線。しかし並みの列車ではないのが、千代田線から有楽町線への直通列車(小田急唐木田発・千代田線経由・有楽町線新木場行き)だということ。路線図の上では接点のない千代田線と有楽町線だが、千代田線の霞ヶ関駅有楽町線桜田門駅の間には、両線の間で車両の回送が行えるように単線のトンネルが設けられている。この列車は1年に1度だけここを通る営業列車というわけだ。

前から乗りたかったのだが、なかなか運転日に東京にいることができず、今回初めて乗ることができた。

今回は下北沢から有楽町まで乗車。下北沢の発車標は「臨時急行・代々木上原」の表示で、新木場行きだということは駅員のアナウンスで案内していた。小田急の運行システム上の制約なんだろう。車両は6000系。先頭車に乗ってみたが、ずっと前から乗っているであろう先客のためにかぶりつきなどできるはずもなく。車内は鉄道マニアよりは花火客のほうが多い感じ。
メトロ線内では女性車掌が乗って、停車駅の案内(急行運転なので)のほか、沿線の案内(代々木公園の下を通ります、とか)をしている。表参道の次は有楽町。途中、霞ヶ関運転停車して、ここで進行方向が逆転。逆行するというのを全然忘れていたので、人並みに驚いた。連絡線はカーブした単線シールド。桜田門では新木場行きホームへ直接入って、そのまま有楽町へ。有楽町からは経路がぶつからないように気をつけつつ、日比谷線、銀座線、丸ノ内線と乗り継いで新宿へ帰った。
やぁ、乗れた乗れた。これまでに丸ノ内線・銀座線の連絡線も、南北線有楽町線の連絡線も乗ったし、これで東京メトロ関係は思い残すことはないかな。と思ったが、旧(東京高速鉄道)新橋駅は行けたら行きたいぞ。