鉄道博物館

上の続き。思ったこと。

敷地が大きい割にはミニ列車を運転する公園スペースが大きくて(http://www.railway-museum.jp/plane.html)、展示スペースが割と小ぢんまりしているようなのは残念だ。これだけ長い敷地なのだから、列車を1編成まるごと保存することだって可能なのに。2007年にはまだだろうが、そのうちいよいよEF5861がダメになったら、1号編成と一緒にここに(公園を削って建屋を作って)保存してやるのがいいんじゃないかな。

資料収蔵庫を見学できるというのは面白い。世界最大の鉄道博物館といわれるイギリスの国立鉄道博物館(NRM)で同じことをやっていて、それがあちらの博物館ではよくやる方式なのかNRM独自なのかは知らないけれど、今回の鉄道博物館もNRMの影響を大きく受けているのは間違いないだろう。ちなみに上で書いた1編成まるごと保存というのもNRMでやっていること(なので、負けずにやってほしい)。

去年のヨーロッパ旅行の時に1日を割いてNRMに行ったんだけど、同じ規模の鉄道博物館が日本にあればどんなにいいだろうと実に羨ましかった。立地条件からしてその可能性があるのは梅小路かなとも思ったが、この新鉄道博物館にならかなり期待できるのではないかと思う。

ただ、これがJR東日本の博物館だというのは、経緯からして仕方ないにしても、結局大局的な展示がしにくいのではということでやや気がかりではある。例えば新幹線といって東北上越ばかり扱っていては、これぞ日本の鉄道博物館とは言えないだろう。

あと、今の交通博物館の跡地はどうなるのか。秋葉原からも近いいい場所なので何らかの再開発となるかと思うが、万世橋の駅舎復元とまでいかなくとも、ホーム下の見学ぐらいはできるようになってくれたら嬉しいね。