鉄道キーワードシリーズ(13)

昨日に引き続き、「タイフォン」の話。とりとめなく。
私の持っているリーダーズ英和辞典には typhon で

typhon n. タイホン《圧縮空気などによって影響を受ける振動板ホーン》.

とあるのだが、別に tyfon という綴りもあるようだ。typhonと書くのは誤りだというもある。
また、http://www.railway-technology.com/contractors/signal/kockum/ のような権威のありそうなページでも tyfon だ。

ただ、Googleのヒット数では検証できない。というのも、Typhonというのはギリシア神話の怪物の名前でもあるので、それがヒットしてしまうから。また、フランス語では台風がtyphonらしいのでそれも混じってくる。
いずれにせよ、そういうノイズの多すぎるtyphonで調べるよりは、tyfonのほうが使いやすいので助かる。
それで判ったのが、タイフォンというのは灯台の fog signal(霧信号)にしばしば使用されているということ。霧の日に灯台へ行ったことのある方(そんなにいないか)ならご存じだろうが、灯台には霧の日に「ぶぉーっ」という大きな音を出して信号にする装置がついている場合があるのだ。あれは確かにものすごい音が出る。ホイッスル=笛とは全く違う。
また、用途としては灯台と鉄道のほか、船舶にも使用されるものらしい。
今日のところは、そんな感じ。