エスカレーター

そういえば昨日こんなことが。
某駅のホームから改札へ向かう下りエスカレーターの降り口で、前を歩いていた女性が転倒した。転倒の原因はハイヒールのかかとがエスカレーターの踏段を巻き込んでいくところ(なんて言えばいいんだろう)にひっかかって、さらに巻き込まれてしまったことらしい。ハイヒールはそこに突き刺さったまま。
それを見て思い出したのが、自分の子供の頃の経験。小学生だったと思うが、京都市内のデパート(たぶん大丸)で靴のひもの先端が同じようにエスカレーターの降り口に巻き込まれ、ハイヒールと違ってそう簡単に脱げる靴ではないので、身動きが取れなくなってしまったことがある。このまま俺はエスカレーターに吸い込まれてしまうのか…!(いや、そんなことはないのだが) そこに現れたかっこいい(顔はもちろん忘れたが)お兄さん。ひもをひょいと引き抜いて、この将来ある少年を危機から救ってくれたのだった。
というわけでハイヒールのかかとだって同じだろう。お嬢さん私が抜いてあげるから安心しなさいな。うりゃっ。・・・うりゃっ。・・・・・・うりゃーっ。


抜けないっす。(汗)


靴ひもとは大きさがまるで違って、踏段から受けるパワーも段違いらしい。
そのうち周りの人が「非常停止ボタンがあるよ」とか言い出す。そりゃそうなんだけどいきなり止めるか?危険だろ。でも止めないと取れそうにないので、同じ列車から降りてきた人が一通り終わったのを見計らって(それでも3人ぐらい乗ってたけど)ボタンを押す。・・・なぜか、成り行き上、俺が押す。
急停止のせいで乗ってる人が転んでたら俺の責任か?というのは3秒後に気づいて背筋が寒くなったが、幸い事故もなく停止。ハイヒールは無事回収できた。傷だらけだったけど。
エスカレーターはブザーを鳴らして止まったままなので、駅員を呼びに走ったのだが、途中で改札から走ってきた駅員とすれ違った。考えてみればすぐそこが改札なんだから最初から駅員を呼んでくればよかったんだよな…。的確な判断というのはなかなか難しいもの。ま、事故にならなくて良かった。