竹筋コンクリート
上で書いたのの補足。『鉄道構造物探見 JTBキャンブックス』p.52では、竹筋コンクリートというものは確かに実在し、宮原線や戸井線(北海道・未成線)で使用された「うわさ」はあるものの、鉄道橋での実際の使用例は確認されていないとした上で、
工学的にも、無筋のままでも構造系を維持できるコンクリートアーチにわざわざ竹筋を使うことは考えにくく、もし使ったとしてもパラペットや高欄などの荷重がそれほどかからない箇所に補助的に用いたのではないかと思われる。
と否定的なことが書かれている。今回の発見はこの議論に終止符を打つものなのだろうか。宮原線、もう列車は通らないのだから、いっそ穴を開けて確認したらどうだろう。